パリコレをはじめ世界で活躍するCFCL代表高橋悠介氏の特別講義を実施

CFCLの代表兼クリエイティブディレクターの高橋悠介氏による特別講義を行いました。

CFCL は、2020年に設立後、FASHION PRIZE OF TOKYO 2022 の受賞をきっかけにパリ・ファッションウィークへ参加、同年国内でも日本のアパレルブランドとして初めてB Corp（*）として認証され、旗艦店を表参道にオープンするなど、注目を集めるブランドです。
*B Corpとは、米国の非営利団体B Labによる国際認証で、厳格な評価のもと、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられる認証制度のこと。

今回の講義では、「起業デザイナーへの道程・CFCLのビジネス」をテーマに、展開されました。前半は、デザイナーへの道のりとして、自身の生い立ちから、三宅デザイン事務所で学んだことやCFCL設立までを語り、後半はCFCLの取り組みやサステイナブルのとらえ方について詳しくお話いただきました。

学生からの質問にも回答いただき、そのなかで「スタートアップは、ニッチを狙わないと生き残れない。」と、起業に関するアドバイスをいただきました。またブランド立ち上げから約1年半でパリのファッションウィーク（以下、パリコレ）に公式参加した高橋氏。パリコレに関する質問について、「確かに敷居は高いです。ただ、これまで日本人デザイナーがパリコレを盛り上げてきた実績があるからこそ、日本のブランドは受け入れられています。」と語り、世界の第一線で活躍する方から直接講義いただけた、貴重な時間となりました。

講師：高橋 悠介 氏
CFCL代表兼クリエイティブディレクター

1985年生まれ。2010年に三宅デザイン事務所に入社後、2013年に「イッセイ ミヤケ メン」のデザイナーに就任。2020年に独立し、CFCLを設立。2021年に「第39回毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞」および「ファッション プライズ オブ トウキョウ 2022」を受賞。VOL.4（2022年秋冬）コレクションより、パリ・ファッションウィークでコレクションを発表している。