NHKのSDGsテーマソング「ツバメ」（YOASOBI with ミドリーズ）のオリジナルミュージックビデオ制作！

NHKのSDGsテーマソング「ツバメ」（YOASOBI with ミドリーズ）のオリジナルミュージックビデオを、在学生が制作しました。

以下のNHKのWEBサイトリンクより動画が視聴できます！
https://www.nhk.or.jp/irotoridori/aokiiro/ncon/

NHKが全国の中高生に「私たちの街・学校のSDGs」をテーマに、「ツバメ」の楽曲に合わせたミュージックビデオ制作を募集しています。本学の３年生が、その参考となる動画制作を行いました。

「SDGs」を考えるにあたり、本学では主に以下の講義を設定しています。
・「地域論入門」、「比較文化論」、「環境とビジネス」、「環境と社会」、「自然資源と服装文化」、「装いと社会性・ジェンダー」など。

今回の動画制作は、３年次必修の「地域企業地方連携ゼミ（淺野ゼミ）」の一環として実施しました。これからのファッション産業を考えるにあたり、SDGsやサステナブルの視点はとても重要です。これまでの授業で習ったSDGsやサステナブルの概念を自分の身の回りのことから考え、それを映像で表現する試みとなりました。

▼制作の様子

日本が世界各国に比べて立ち遅れている「ジェンダー平等」に目を向けました。日頃の生活を見返すと、高校の女子生徒の制服はズボンもOKなのに、あれ？なぜ女子トイレのマークは絶対にスカートなの？とか疑問をもちました。それを皮切りに、ジャンダーの疑問を改めて見直し、あって欲しい未来を表現しました。
手描きのイラストからアニメーション仕立てにしたのは、柔らかいイメージで誰でもすっと入り込めるようにしたかったから。指のつま先ほどの大きさのモノを工作し、コマ撮りの映像化には、５時間もかかりました。

→こちらで見られます！
https://www.nhk.or.jp/irotoridori/movie/embed-dokos.html?y0cbyjmd

高校生のときは、全員が同じ「制服」を身につけていました。でも、ファッションには、個性や社会問題を表現することもできます。私たちは、衣装制作などを行うインターン先から廃棄する生地をもらって、それぞれが考えるSDGsファッションを制作しました。多様性社会を生きるこれからの時代、お互いを尊重しながら十人十色な私たちでいたいです。

→こちらで見られます！
https://www.nhk.or.jp/irotoridori/movie/embed-dokos.html?nv952k05

大学進学で上京するまで、群馬県大泉町で過ごしていた僕、太田樹。大泉町は、日系ブラジル人が多く暮らし、とてもフレンドリーな人たちです。僕が、子どもの頃に通った代々続く駄菓子屋や、テニススクールを紹介。大人と子どもが一緒になって過ごしていることを表現したいと思いました。
「ツバメ」という楽曲に合わせて、ツバメの羽をイメージしたマントを作成しました。そこにこの街に暮らす人たちの手形を入れることで、共生社会の未来を表現しました。

→こちらで見られます！
https://www.nhk.or.jp/irotoridori/movie/embed-dokos.html?kc911n62

私たちは、中国からの留学生です。日本に来たときに、全く違う文化や習慣もあれば、とても似ているなあと思うこともたくさんありました。その中で、多くの人たちが大好きな「じゃがいも」という共通の食材から、各国のじゃがいも料理の「違い」を紹介し、そしてそれをみんな「同じく」美味しく食べるということを表現しました。みんなそれぞれ違うことはあたりまえだけど、だけど、どこか共通点もある、そのことを「食」を通じて表現しました。
こだわったのは、イラストのアニメーションの部分。全て手描きで一晩に１２０枚描きました！

→こちらで見られます！
https://www.nhk.or.jp/irotoridori/movie/embed-dokos.html?i6oe3tsl

NHKの担当プロデューサー、デスク、ディレクターが本校に来てくださり、映像発表会を行いました。たくさんの改善点を指摘してもらい、より完成度の高い映像制作を行うことができました。また、NHK-Eテレで放送されている「デザインあ」というヒット番組を立ち上げたプロセスを「ゼロ→イチの思考」というテーマで講演していただきました。

NHK第１制作センター（教育・次世代）

ありがとうございました！

聞き取り：淺野麻由（教員）