メイド・イン・ジャパンの先端素材！ ウルトラスエード®を学ぶ特別講義を実施

素材産業のリーディングカンパニーである東レ株式会社（以下、東レ）との産学連携で特別講義を実施しました。次世代のファッション業界を担う学生たちが、ジャパンクオリティの最先端である高感度・高機能素材「Ultrasuede®（以下、ウルトラスエード®）」について学び、未来のファッション業界における素材の可能性を探りました。

「ウルトラスエード®」は、高品質な合成スエード素材。1970年にデビューして以来、ファッション業界で高く評価され、多くの一流ブランドに採用されています。その耐久性と高い品質は、長年にわたりファッションデザイナーたちに信頼されてきました。
講義では、東レの担当者から日本が誇る最先端素材「ウルトラスエード®」の構造、特徴、バリエーション、および実際の採用事例について詳しく語られました。

教室には「ウルトラスエード®」が使われたファッションアイテムが並べられ、学生たちは素材がどのようにデザインに取り入れられているかを実際に目にしました。学生にとってハイブランドは触れる機会が少ないものです。アイテムを着用したり、裏側の隅々まで観察したりと、大変貴重な経験となったようです。
学生の一人は、「只でさえ軽くて高品質な素材なのに、その良さを最大限に引き出す工夫がすごいと思った」と語りました。メイド・イン・ジャパンをファッションとして発信するためのインスピレーションを得たようです。

東レは、「豊かな社会を次世代へ」を実現すべく、次世代のファッション業界の担い手を支援する取組みの一貫として、教育機関での特別講義や、若手デザイナーたちに向けて繊維素材の無償提供を行っています。
国際ファッション専門職大学と東レによる産学連携の取組みは本講義に留まらず、今後も継続して実施していきます。