【伝統を学び、自ら発信する学生たち】桐生織物のイベントに出展された制作物をご紹介!
2023.12.22
日本の伝統を学び、広く発信する。
ファッションクリエイション学科4年の前田さん・仲西さんは、本学で学ぶ中で身に付けた発想力やクリエイティブ力、発信力を生かし、「着物」を新たな視点でとらえるユニークな制作を行いました。
桐生織物は、国内はもとより、広く海外にまで愛用される歴史ある織物で、多様化するファッションシーンに応える、他に類を見ないファンシーさが特徴。学生の作品は10月28日~29日に開催された桐生テキスタイルマンス2023に出展され、来場者の方から好評を博しました!
仲西美波さんコメント
桐生は代々、織物の産地として有名ですが、それを知っている若者はごく僅かだと思います。これらの希少な文化や技術が失われないよう、着物のリメイクという新たな形で発信していきたいと考えました。実際に展示会では、様々な年齢層の来場者様とお話をする機会があり、交流を深める事ができました。このような展示会を通して、もっと日本の伝統技術や和服を広めていきたいです。
前田凪咲さんコメント
展示会に足を運んでくださった方々とのコミュニケーションはとても楽しい経験でした。私の制作した着物に対する意見や感想を直接いただけることで、新しい気づきが生まれました。桐生での活動は学びが多く、本当に楽しかったです。今後は、着物を軸にした事業プランの詳細を整えて、事業化を目指していきたいです。
指導教員・平井秀樹教授コメント
着物には単なる衣装を超えた日本人の哲学が凝縮されていると考えます。たとえば、ファスナーやボタンがひとつもなく、パーツも長方形で、手縫いで、解いたり、洗ったり、交換したりできるように作られています。次代のファッションに受け継がれていくべき、新たなラグジュアリーや、サスティナブルな要素、サーキュラーエコノミーに通じる沢山のヒントがつまっているといえるでしょう。
新聞社・「桐生タイムス」に掲載されました。
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