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教員紹介

Message
メッセージ

グローバル化の進展で、ローカルなものを再評価する機運があります。これからはファッションにどのようなものが求められているのでしょうか。世界各地で展開してきた多様な服飾文化を学ぶことによって、新しいファッションを生み出すために不可欠な知識と教養を身につけ、自分だけの「引き出し」を蓄えてください。
私の授業では、ファッションを支えてきた、伝統にねざした染め織りの文化、服飾の社会的意味、地域ごとの素材の活用、職人の仕事などについて学びます。実習では、ファッション文化の展開する現場を一緒に歩けることを楽しみにしています。

Field(s) of specialization
専門分野

  • 文化人類学
  • 南アジア研究
  • 工芸研究

Courses
担当科目

  • 「職人の世界」(1年前期)
  • 「ファッション論基礎ゼミ」(1年前期)
  • 「自然資源と服装文化」(1年後期)
  • 「地域論入門」(2年後期)
  • 「フィールドワーク入門」(2年後期)
  • 「地域企業・地方連携ゼミ」(3年通期)
  • 「臨地実習Ⅱ」(3年通期)

調査風景

授業風景

Profile
プロフィール

京都大学大学院 人間・環境学研究科 文化・地域環境学専攻 修了。博士(人間・環境学)。インドのデリー大学にカジュアル・スチューデントとして留学。文化人類学を専門とし、インドと日本において布工芸と職人に関する調査研究を行う。単著に『布がつくる社会関係―インド絞り染め布とムスリム職人の民族誌』(思文閣出版)、共著に『はじまりとしてのフィールドワーク』(昭和堂)、『インド刺繍布のきらめき』(昭和堂)、『文化が織りなす世界の装い』(英明企画編集)など。大阪芸術大学や京都精華大学で非常勤講師を務めたのち現職。アメリカ染織学会、民族藝術学会、日本文化人類学会、日本南アジア学会に所属。

Academic Society Memberships
所属学会・協会・団体等

  • 日本文化人類学会
  • 日本南アジア学会
  • 民族藝術学会
  • Textile Society of America

Selected publications
代表的な論文・著作名

  • 金谷美和『布がつくる社会関係—インド絞り染め布とムスリム職人の民族誌』思文閣出版、2007年(単著)

  • Kanetani, Miwa (2020) ” Weaving Knowledge in Depopulated Communities: Conservation of Wisteria Fiber Textiles in Kyoto, Japan” in Nakatani, Ayami ed. Fashionable traditions: Asian handmade textiles in motion, Lanham: Lexington Books.pp.137-153.(論集)

  • 金谷美和「手芸がつくる「つながり」と断絶」『現代手芸考――ものづくりの意味を問い直す』上羽陽子・山崎明子編、フィルムアート社、244-262頁、2020年(論集)

  • 上羽陽子・金谷美和編 『躍動するインド世界の布』、昭和堂出版、2021年(共編著)

  • 金谷美和「手仕事と機械生産の境界を疑う─―インド・木版捺染布アジュラクと「プリント化」をめぐって」『文化人類学』88(3):543-561、2023年(論文)

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関連サイト等