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教員紹介

Message
メッセージ

例えば、AIなどテクノロジーが進展する一方で環境問題が深刻化する世界では、“手”でものをつくったり、コントロールしがたい自然素材と格闘したり、生身の人間が集い対話するといった、従来「古くさい」と思われてきた方法が、新たな意味や価値を持ち始めています。「ファッション」が多分野とつながり越境し続ける現在、求められるのは、世界各地の「もの」や「場」づくりの現場を分析し、「当たり前」を“深く問う”ことから、未来に“ありうべき” プロダクトやサービスを編集・考案する構想力です。
私自身がこれまで国内外のフィールドワークで得た、人々の記憶や「わざ」を記録し、展示や本で伝える経験等を共有しつつ、本学での多様なプロジェクトを通じて、皆さんが卒業後も、変化に富む時代に応じて、アイディアの引出しを枯らさない術を身につけるサポートをしていきます。

Field(s) of specialization
専門分野

  • 文化人類学
  • ものづくり・工芸文化研究
  • 地域文化の継承や振興に関する研究
  • フィールドワークの方法論

Courses
担当科目

  • 「職人の世界」(1年前期)
  • 「文化論基礎ゼミ」(1年前期)
  • 「フィールドワーク入門」(1年後期)
  • 「自然資源と服装文化」(1年後期)
  • 「地域論入門」(2年後期)
  • 「国際連携ゼミ」(3年通期)
  • 「海外実習I」(3年通期)

「窓花 中国の切り紙ー黄土高原暮らしのフィールドワーク」展(生活工房ギャラリー)より

世界各地のものづくり映像アーカイブを「観察」し、植物から繊維をとり、紐をなうワークショップ形式の授業(1年生後期「自然資源と服装文化」より)

Profile
プロフィール

インテリア会社勤務の後、研究の道へ。東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 博士課程単位取得退学。博士(学術)。人間文化研究機構特任助教、立教大学兼任講師、女子美術大学非常勤講師等を経て現職。共編著に『フィールドノート古今東西』、共著に『わざの人類学』など。「映像のフィールドワーク展~20世紀の映像百科事典をひらく」(生活工房)、「窓花・中国の切り紙〜黄土高原暮らしの造形」展(福岡アジア美術館)、「暮らしを寿ぐ切り紙」展(ATELIER MUJI)ほか、文化人類学とアートを交差させた展覧会の企画・制作や記録映像アーカイブの活用事業等にも携わる。

Academic Society Memberships
所属学会・協会・団体等

  • 日本文化人類学会
  • 民族藝術学会
  • 展示学会
  • NPO法人 FENICS

Selected publications
代表的な論文・著作名

編著書

  • 丹羽朋子・下中菜穂『窓花/中国の切り紙―黄土高原・暮らしの造形』 福岡アジア美術館・エクスプランテ, 2013年

  • 梶丸岳・丹羽朋子・椎野若菜 編『フィールドノート古今東西』(FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ13), 古今書院, 2016年

論文

  • 丹羽朋子「『カメラの眼』と『肉体を持った眼』を往還する ―『映像のフィールドワーク・ラボ』の試みから」 『わざの人類学』(床呂郁哉 編), 京都大学学術出版会, 2021年

  • Niwa, Tomoko, Tadashi Yanai “Flowers’ Life: Notes and Reflections on an Art-Anthropology Exhibition”, Alternative Art and Anthropology: Global Encounters,Bloomsbury Publishing(Arnd Schneider ed. ), 2017

  • 「『きりこ』をつくり、『きりこ』をおくる―切り紙に刻まれる、『こわれたふるさと』の再生のかたち」『災害文化の継承と創造』(橋本裕之・林勲男 編), 臨川書店, 2016年

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