国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)*1との産学連携プロジェクトにて、近年急増するSNS詐欺広告への注意を喚起する消費者向け啓発動画の制作コンペを実施しました。
近年、SNSなどネット上に表示される広告において、有名ブランドを装い、あたかも正規品を販売しているかのように告知するSNS詐欺被害が急増しています。これらの行為は犯罪(ブランドの知的財産権(商標権等)侵害)であり、企業はブランド保護や消費者保護のための対応に追われています。
このような詐欺広告について警鐘を鳴らし、消費者がその被害に合わないよう啓発することも被害抑制のための重要な対策の1つです。

今回のコンペは「映像実習」の授業の一環として行われ、学生たちは、世界的に有名な日本ブランド企業*2から、実際の被害事例や対策について紹介を受け、SNS詐欺広告の仕組みや模倣品の危険性について学びを深めたうえで、各自のアイディアを基に啓発動画を制作しました。

制作した作品は、IIPPFメンバー企業とジェトロ、本学の教員が審査し、受賞作品が決まりました。
最優秀賞の作品は、消費者啓発動画として起用されます。

【最優秀賞】
大阪ファッションクリエイション・ビジネス学科 石原望羽

どんな動画が目に留まるか考えながら制作しました。著作権など細かなことまで考慮しなければならない限られた状況の中で、先生や先輩方にアドバイスをいただきながら、社会で実際に使用するための動画づくりを学ぶことができました。

【優秀賞】
大阪ファッションクリエイション・ビジネス学科 八面ひなの

私は、「ファッションが好き」という漠然とした気持ちで本学に入学しました。入学後は、広告・PRに興味を持ち、今回のコンペは、そんな私の将来の目標に対する気持ちを後押ししてくれるような、とても有意義な経験になりました。
実際に社会で使用することを想定しながら制作したことで、著作権など条件がある中での制作の難しさや、数十秒の広告にたくさんの時間と人が関わっていることを実感できました。

【佳作】
ファッションクリエイション学科 早川恋姫菜/ファッションビジネス学科 山岸千桜

*¹国際知的財産保護フォーラム(IIPPF
模倣品・海賊版などの海外における知的財産権侵害問題の解決を目指す官民合同フォーラム。特許庁が活動を支援し、ジェトロ*が事務局を担う。
*日本貿易振興機構(ジェトロ):日本企業の海外ビジネスを支援する独立行政法人。活動の一環として、 日本企業の知的財産権保護支援、国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)の運営を通じた日本企業の模倣品・海賊版対策に取り組んでいる。
*²以下、IIPPFメンバー企業
(順不同)株式会社ワコールホールディングス、武田薬品工業株式会社、カシオ計
算機株式会社、株式会社バンダイ、株式会社アシックス、パナソニックホールディングス株式会社、日産自動車株式会社