ファッションデザイナーとして活躍中の卒業生 大下彩楓さんが、国内最大級のファッションの祭典『Rakuten Fashion Week TOKYO』にて自身初となるコレクション『Ayaka Oshita 26SS Metamorphose』を発表しました!
在学中に、国内最高峰のファッションコンテスト「装苑賞」でグランプリを獲得。さらに、東京ガールズコレクションと愛知県一宮市とのコラボレーション企画『BISHU COLLECTION produced by TGC』で現役大学生デザイナーとして抜擢されるなど、大きく活躍しました。今回、国際ファッション専門職大学の卒業生として、初のRakuten Fashion Week TOKYO参加という新たな功績を修め、今後の活躍にも期待が高まります。
自身初のコレクション披露を終えた直後の大下さんにインタビュー。
ファッションショーの舞台裏や作品のディティール、これからの目標などを教えてくれました。
初めてRakuten Fashion Week TOKYOでコレクションを披露した今のお気持ちを教えてください。
今はもうとにかく安心ですね。裏で早着替えのモデルさんたちを急いで着替えさせて、メイクを落としてと忙しなく動いていて、気が付いたら「はいお辞儀で出てください」という感じだったので、まだ全然ランウェイの様子を見れていなくて…(笑)でも、とりあえず無事に終わってよかったと安心しています。
今回のコレクションのテーマ【Metamorphose】について教えてください。
今回のコレクションは、抑圧されていた変化が解き放たれて、内にある衝動が形になって現れるという、変身・自身の解放といった目に見えない感情的なものがテーマになっています。
使用している素材・ディティールなど、こだわったポイントを教えてください。
破れた布の隙間からお花が咲いてたり、キラキラしたディティールが出ていたり、羽が生えてたり、そういう部分で、変化や新たな姿になる様子を表現しました。最後のルックにはぜひ注目して欲しいです!
使用している素材は、大半が尾州で作られたものです。学生の頃から尾州の職人さん方にお世話になっているので、私が服を作って、表舞台で披露することが尾州への恩返しになればいいなと思っています。
- 最終ルック

今後挑戦したいこと教えてください。
そうですね。これまでいろいろデザイナーとして活動してきたんですけど、今までは、個人のお客さんをはじめ、映画とかショーとか、お客さんがいて、その要望に応える形のデザインばかりしてきました。もちろん、それもすごく楽しくて今後も続けていきたいと思います。でも、やっぱりそれは完全な自分のオリジナルではないと言うか、あまり個性を出そうという感じで作ってきたものではないので、今後はこれを機にオリジナルのアイテムや作品撮りなど、何かしらオリジナルのものを出せる機会を設けたいなと思います。
デザイナーを目指す人や後輩にメッセージをお願いします。
私もそうだったんですけど、デザイナーになるって、何からしたらいいか分からないと思うんです。だけど今の時代、ブランドとしてデビューするのってすごく簡単で、1つ作品作って「これがデビューコレクションです」って言ったらそれでデビューになる。難しいのは、それを継続することで、SSを出して、次AWも出してって継続していくことが難しくて、きっといろいろなブランドが生まれては潰れてを繰り返してるのが現状だと思います。なので、少しずつでいいので、何かしら作品をつくったり、自主勉でもなんでも興味のある分野について努力して、継続することを大切にしていただけたらと思います。




