4月5日(日)、国際ファッション専門職大学入学式を挙行しました。今年も東京・大阪・名古屋3キャンパスを中継で繋いでの開催となりました。
来賓祝辞では、「23区」「組曲」などを展開するアパレルメーカー大手の株式会社 オンワードホールディングス 代表取締役社長 保元 道宣氏のビデオレターが放映されました。保元氏には第一期生の入学式から延べ7回祝辞をいただいております。
続いて、学長訓示が行われました。近藤誠一学長は、「変化の激しい時代だからこそ、自分の生きる軸を持ち、挑戦と失敗を恐れず、自分自身の「正解」を考え抜いてほしい」と新入生に向けてメッセージを送りました。訓示の全文は本記事の最後に掲載しています。
また、歓迎の辞では、在学生代表がスピーチ。その後、3キャンパスそれぞれの新入生代表が入学後の抱負を述べました。
各キャンパスで、それぞれの個性が光る装いとともに、少し緊張しつつも晴れやかな表情で、本学の学生としての新たな一歩を踏み出しました。






ご入学おめでとう。
そして国際ファッション専門職大学へようこそ。
保護者のみなさんや、ご友人の皆さまにも、心よりお祝いを申し上げます。
いま社会は大きく動いています。人類文明の軸となる2つの流れが交差しています。
ひとつは、250万年ほど前に人類が「道具」を使い始めて以来一直線に進んで来た技術の進歩が、「生成AI」にみられるようにここへきて質的に加速していることです。
もうひとつは、あるべき社会体制についての人間の考え方が、突然理想主義から現実主義(リアリズム)へと振り子が大きく戻り始め、それに抵抗する勢力との衝突が起きていることです。
この2つがいま同時に起こっているということは極めて興味深いことであり、それを大学という自由な4年間に経験できることは非常にラッキーであり、羨ましく思います。
今日は、こうした状況下で生きる上で重要な、2つのことを申し上げて、お祝いの言葉に代えます。
第一:自分の生きる軸をもち、主体的に前に進むこと
そうした人生を設計する上で、この大学が皆さんに与えられることは以下です。
第二:人生の「正解」を自分で見つけること。
大学では授業とともに試験があります。しかし重要なのは、大学の目的は、学生が良い成績を上げることではなく、自分で「考える」機会を与えることにあることです。人生においては、「正解」は探すものでなく、自分で考えてつくるものなのです。
大学での試験は、高校までの試験と違って、みなさんがどこまで決められた「正解」を答えられるか否かを判断するためのものではありません。問題を解くために自分で考える過程で、考える力が強まり、新たな問を考えつくチャンスが生まれるのをencourageするために、問題を出すのです。
ひとりひとりが、自分の「正解」をもち、その正当性を論理的に説得できるか否かが問われるのです。人生は1+1=2という算数ではありません。
従って、ある科目で100点をとって卒業しても、その点数は社会では通用しません。たとえ50点でも、自分で必死に考えた結果であれば、その過程で鍛えた「考える力」が身につき、人格形成を進め、就職の面接に現れ、社会での評価基準になるのです。
大学での授業は、正解のない問題を教員や仲間と一緒に考え、議論する過程で思考力を鍛えあい、自分の正解をつくることをお手伝いするものです。この4年間でしか学べないことです。
つまり、大学とは、今は、もはや新しい知識を学ぶ場ではありません。自分を自由に試し、失敗から学び、そして良き友との対話やサークル活動で自分の思考力を高める場なのです。
What you gain from this university is not a new knowledge.
It is freedom to challenge, and to draw lessons from failure.
It is the place to maximize your ability to explore you own solutions.
みなさんが、これからの4年間を有意義に過ごし、学べるだけ学んで、世界のファッション界を背負って立つ人材となる日を夢見て、お祝いのことばとします。
In dreaming of the Day when you all become leading figures of the world fashion industry, I close my address. Thank you.
入学式の様子や学生のスナップを、各キャンパスのInstagramで詳しく掲載しています。ぜひご覧ください。