連携企業:株式会社イワイ、株式会社ジェイ・プラン

近年、インバウンド増加などの影響で、「おにぎり」市場が拡大しています。
そのような市場のトレンドを受け、本学では、首都圏に51店舗、海外に4店舗を展開しているおむすび専門店「おむすび権米衛」を運営する株式会社イワイと駅ビル・商業施設のコンサルティングを手掛ける株式会社ジェイ・プランとの産学連携プロジェクトを実施しました。
ファッションビジネス学科2年次の「リテール企画実習Ⅱ*¹」にて、学生たちは、「Z世代が考える、おむすび権米衛のブランディング」というテーマのもと、約4ヵ月間「おむすび権米衛」の特徴や競合他社との違い(=ブランディング)について、深掘りしていきました。Webで調べるだけではなく、実際に商品を購入し、食べ比べることで、各社の店舗づくりや提供方法、商品へのこだわりなどを実感しました。
さらに、価格帯で競合となり得る店舗のリサーチや比較も行いました。学生ならではの目線で今までに行ったことのない/買ったことのない理由を話し合い、どうしたら自分たちの世代に刺さるのかという目線も入れ込みながら、班ごとに企画を作り上げていきました。
*¹リテール企画実習Ⅱ について
消費者の、購買前の行動/購買時点の行動/購買後の行動/その全体を分析し、店舗、オンラインショップの訪問客や優良な顧客を増やすなど、マーケティング活動を効率化する仕組みの基本原理を学ぶカリキュラム。
最終プレゼンテーションの企画書(作成:ファッションビジネス学科2年生)








最終プレゼンテーションには、社員の皆様も複数名ご参加され、学生のプレゼンを直接受けて「どうしてその考えに至ったか」「実際にプランを実行する時の費用設定をどうするか」など、経営者視点の本格的な意見交換の場となりました。

学生たちの感想/コメント
- 実際にある店舗で本社の方とも連携をしながら、とても ”リアル” にビジネスと関わり企画提案や調査などを実践できた点がすごく楽しかったです。働くということをより身近に感じることができました。
- 企業の方と直接意見交換できたという点では、すごい緊張感ではありましたが、とてもいい経験になったと思います。
- おむすび権米衛さんを私たちなりに調査し、分析し、学ぶことによって、お米の大切さを実感させられました。
- 実際に足を運んで、色々調べてみて、ここまで細やかなブランディングをするからこそ人々に愛されるんだと強く感じました。
株式会社イワイ様 コメント
- 毎回の授業で熱を持って“おむすび権米衛”を語っていただき、学生たちが本当に興味関心を持って取り組んでいただいたと感じました。
- どのチームも「おむすび権米衛愛」が感じられ、素直に「もっと権米衛をよくしたい」という気持ちがビシビシと伝わってきました。
株式会社ジェイ・プラン様 コメント
日々なんとなく使っているお店に対して「なぜこうなっているのだろう?」「他と〇〇が違うかも?」などの視点が加わるだけでどれだけお店の運営が工夫されているかに気づいてもらえると思います。今後、リテールビジネスを志す中でより深くまで思考を巡らせたうえで、学生ならではの発想で新しい分野にチャレンジしていって欲しいです。