
パリ・ミラノ・ニューヨーク・ロンドンに肩を並べるファッションの拠点を目指す取り組みとして、東京都が主催するファッションコンテスト『Sustainable Fashion Design Award 2025』にて、2次審査を通過した9名のうち、大学では唯一、本学の学生3名が最終審査に進出しました。
過去には、本コンテストにおいて、東京都知事賞・大賞(2023年受賞)や東京都知事賞・優秀賞(2024年受賞)を修めており、今年も受賞が期待されます。
最終審査はファッションショー形式で行われ、今回の作品を含む3体のルックを披露します。
東京都知事賞候補(ウェア部門)
最終審査にて、東京都知事賞 大賞(各部門1名)・東京都知事賞 優秀賞(各部門2名)が決まります。
山田萌永さん(ファッションクリエイション学科)
作品名:花手毬



画像:東京都提供
ポイント
・服では使われないちりめん細工の模様を若者が着やすいデザインとして活用
・障害のある方でも着脱可能
審査員のコメント
・手仕事を未来に継承するというコンセプトを感じる
・全体のバランスが美しい
野口キララさん(ファッションクリエイション学科)
作品名:VIBRANT VEIL



画像:東京都提供
ポイント
・着物のキルティングダウン
・半透明の生地の中に様々な種類の着物生地を入れることで色鮮やかなデザインを表現
審査員のコメント
・キルティングダウンに生地を入れるという発想が面白い
・他にありそうでない唯一無二のアイテム
特別選抜賞候補発表(ウェア部門)
最終審査にて、観客によるリアルタイム投票で特別選抜賞(各部門1名)が決まります。
井芹杏里紗さん(ファッションクリエイション学科)
作品名:面 MEN



画像:東京都提供
ポイント
・着物と折り紙のドレス
・もったいない精神で着物の端切れを活用し多くの面を組立
・三角形を立体的に組み立てる
Sustainable Fashion Design Award(SFDA)とは
東京都では、東京をパリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンと肩を並べる「ファッションの拠点」としていくため、ファッション・アパレル産業の振興に取り組んでいます。
日本には着物などの素晴らしいコンテンツがあり、それらの伝統を現代のファッションの力により新たな形で世界に発信していくことは、産業の振興に加え、SDGsやサステナブルにもつながる重要な取組と考えています。
本事業を通じて、誰もが楽しめる東京発のファッションを広く発信し、ファッション・アパレル産業を盛り上げていきます。