特別講義:「YUIMA NAKAZATO」デザイナー 中里 唯馬氏

パリのオートクチュール・ウィークに日本より唯一参加するファッションブランド、YUIMA NAKAZATO(ユイマ ナカザト)のデザイナー中里唯馬氏による特別講義を行いました。


世界的なデザイナーからも絶賛され、レディ・ガガの衣装制作など多くの海外アーティストとも仕事をし、自身の名を冠した「YUIMA NAKAZATO」ブランドを創設。
2023年1月にフランスで開催されたパリオートクチュールファッションウィーク2023年春夏コレクションでは、デジタル捺染技術とドライファイバーテクノロジーによって使用済みの衣服からアップサイクルしたコレクションを制作するなど、革新的な作品で注目を集めています。
そんな海外で活躍し、社会課題をファッションで解決する中里氏から、今回は、「服の、先へ」をテーマに講義いただきました。前半は、デザイナーへの道のりとして、ベルギーのファッションの名門アントワープで学んだことやコレクション等の活動について語りました。後半はサステナブルのとらえ方や、その考えに至った海外での経験についてお話いただきました。

学生からの質問にも丁寧に答えていただきました。


世界の第一線で活躍する方から直接講義いただけた、貴重な時間となりました。

YUIMA NAKAZATO(ユイマ ナカザト)デザイナー
東京生まれ。独学で服作りを学び、高校卒業後の2004年にベルギーのファッションの名門、アントワープ王立芸術学院のファッション科に入学。2008年に同校を日本人最年少で卒業。卒業作品はアン・ドゥムルメステールよりイノベーション・アウォードを受賞。 2009年、自身のブランド「YUIMA NAKAZATO」立ち上げ。 2016年7月、オートクチュールコレクションに公式ゲストデザイナーとして参加。同年秋冬コレクションからオートクチュールに参入し、既製服は鞄やアクセサリー中心となる。 自然の造形にインスピレーションを得ながら、ホログラム素材、折り紙のような1枚布からの組み上げ、3Dプリンターなど最新技術を活用したデザインを特徴とする。 国内外のアーティストの衣装や舞台衣装、映画衣装なども手掛ける。