2023年度『卒業制作・計画』受賞作品
2024.03.29
『卒業制作・計画』は、制作・論文・ビジネス企画書の3つから1つを選択し、指導を受けたい教員と話し合ってコンセプトやトピックを決めて取り組みます。
在学中に身につけた、クリエイションやビジネスについての専門的かつ実践的な知識を活かし制作/執筆された中から、「優秀卒業作品賞(制作部門/ビジネス企画書部門)」「優秀卒業論文賞」を受賞した作品を紹介します。
優秀卒業作品賞 制作部門
Wild Things Compose Poetry
ファッションクリエイション学科
小野 七海・安田 さくら
分断の時代、私たちは姿形の異なる他者とどのように向き合えばいいのでしょうか。
千年前の歌人はこのように論じました。
“生きとし生けるものはみな、歌をよむ”
命あるもの全てに心があり、その揺れ動きを表現することで、私たちは通じ合うのです。
自分と相手が同じであるという気づきは、他者と寄り添い生きるためのしるべとなるでしょう。
見かけの異なる生きものに扮した子どもたちの戯れ合う姿に、共生への願いを託しました。
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優秀卒業作品賞 ビジネス企画書部門
思いを紡ぐセレクトショップ立案
作り手の思いと顧客を結ぶ場所
大阪ファッションクリエイション・ビジネス学科
松井 彩耶加
モノが溢れてしまい「選択する」という「経験」が薄れてきている。
今の時代をポジティブに生き、日々成長し続ける人のための場所を作りたい。
「ファッションを通してみんなが笑顔に、幸せになる場所を作る」
その人が生きるスタイルに寄り添えるようなアイテムを提供。
作り手の背景が見えにくくなっているからこそ、その思いを伝える。
ライフスタイルとカルチャーをミックスさせた
作り手の思いと買い手の思いを紡ぐセレクトショップを作りたい。
優秀卒業論文賞
ファッションは健康な人だけが楽しむものではない!
術後ファッションをめぐって
大阪ファッションクリエイション・ビジネス学科
溝上 葉月
溝上論文の目的は、骨折や手術を経験したことのある22名に術後ファッションについてインタビューし、その回答に基づいて「デザイン性」と「機能性」のメリットとデメリットについて論じ、理想と思われる術後ファッションを提案することである。日本語も読みやすく、術後ファッションというテーマにオシャレという観点から考察した独自性に注目したい。本論文には、執筆者が制作した術後ファッションの作品が2点紹介されていて、「服の、先へ。」を共通テーマとする本学の卒業論文に相応しい先端的なものになっている。
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